平成31年(令和元年)度 学生代表就任挨拶

当団を日頃ご支援していただき、誠にありがとうございます。

平成31年(令和元年)度の学生代表を務めます、立正大学3年の青木伸晃と申します。

 

先の大戦を想うとき、戦地に赴き非命に斃れた方々、そのご遺族の方々のことを想います。もっといろいろなことをしたかったと思います。もっと様々な景色がみたかった、もっと自身の成長を感じたかったかもしれません。家族とともに過ごしたかった、そして愛する人に「会いたい」という想い、その声があったことは、決して忘れてはならないと思います。

海の向こうにあるご遺骨を、今を生きる日本人の責任として、かつての戦地に行き、お迎えにあがらなければなりません。祖国を想い、二度とない人生を投げ打って戦った英霊や「シベリア」に抑留され「シベリア三重苦」とよばれる生活を強いられ、亡くなった英霊は今の祖国をどのようにご覧になり、思っておられるのでしょうか。

これからの祖国を担う青年として、当団の活動を通して英霊の「声なき声」に耳を傾け、戦没者、抑留中殉難者のご遺骨から伝わる想いを大切に、これからを生きていかなければなりません。自身の行動を顧み、強い信念と熱意を持ち、それを貫き、仲間と共に、社会をかえていきます。祖国の未来を紡ぐ一助となるように、当団は慰霊、遺骨帰還事業などを通して貢献していきます。

 

わたし自身、組織の中では、一緒に考え、悩みあい、人とのぬくもりを築けるような場を創っていきたいと考えております。

人の人生は有限です。たった一度のかけがえのない時間を使って集まってくれた仲間が、どんな大学であろうと、年齢、性別が違っても、関係なく向き合っていきたい。そして、一人一人が今の現状を正確に認識し、活動がより良くなるように取り組んでいきたいと考えます。なぜなら、当団ではわたしたち団員が主人公であり、最終責任者であるからです。泥の中をもがくように進む事もあるかと思います。ですがそんな時は、人の痛みを分かちあうことを忘れずに、一緒に取り組みます。

 

最後になりますが、日頃、当団の活動をご支援していただいている皆様方の思いに応えることができように、僭越ではあり、多少ではありますが、『遺烈』や『今、何を語らん』、活動報告会などで「恩返し」ができればと思います。そして、わたしたちの先輩方が積み重ねてきた歴史や「想い」を活かしながら取り組んで参ります。

わたし自身、至らぬところが多々ありますが、ご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。また、温かな目で見守っていただければ幸いと存じます。

 

 

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