JYMA 日本青年遺骨収集団

沖縄自主派遣実施のご案内

皆様、平素よりお世話になっております。

この度、下記日程にて令和元年度沖縄自主派遣を実施させていただきますので、ここにご案内申し上げます。

沖縄自主派遣
令和2年 2月12日(水)〜2月21日(金)

派遣実施にあたり、事前に沖縄自主派遣の説明会を開催します。詳細は以下の通りです。

日程:12月14日(土)
時間:13時〜
場所:千鳥ヶ淵戦没者墓苑会議室

ご都合がよろしければ、せひお越しください。

関係者の皆様へ

JYMA日本青年遺骨収集団では、昨今の 600名近いシベリア抑留者の遺骨「取り違え」が 14 年前から再三指摘されていたのにも拘らず放置されていたという報道を受け、9 月20日の定例理事会において対応を協議し、今後、厚生労働省、日本戦没者遺骨収集推進協会が行う、焼骨が伴う遺骨収容派遣には、派遣人員を出さない事を議決いたしました。
 

これは、疑わしき遺骨があっても科学的鑑定を経ずに現地で焼骨をしてしまうという、ややもすれば証拠隠滅ともとられかねない手法が、戦没者の御霊に真摯に向き合っている姿勢とは考えられず、これまでも政府の在り方に再三改善の申し入れをして参り、今夏公開開催の「戦没者の遺骨収集の推進に関する検討会議」席上でも主張してまいりました。(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-engo_496627_00001.html)

 

しかしながら、厚生労働省は現状の手法を「適切に行っており問題はない」として、我々の主張が容れられることはありませんでした。剰え、今夏もシベリア各地において焼骨を続けました。

しかるに9月19日に厚生労働省が発表した「これまで” 戦没者遺骨のDNA 鑑定人会議” において日本人でない遺骨が収容された可能性が指摘された埋葬地について」というプレスリリースでは、間違いを他責とし、責任の所在さえ明徴にしておりません。

およそ人骨すべてに国籍の如何に関わらず人としての尊厳があり、この間違いを放置隠蔽していた事実は、無責任の極みと言わざるを得ません。
 

本年3 月、遺骨収集派遣中に殉職した楢崎修一郎博士の訓えに従い、これらの間違いにより、ご遺骨が現地に放置され、顧みられずに土に帰してしまい「戦没者を二度殺すこと」が無き様、機関紙紙上でも意見表明した通り、現地焼骨が撤回されぬうちは、この犯罪的所業に与しない決意を致しました。
 

これが戦没者とご遺族に誠意を尽くし、楢崎先生の御遺志を継ぎ、ご恩に報いることになると信じております。
 

JYMA理事・学生一同

遺骨収集事業の信頼回復に向けて

去る八月五日、NHKで「戦没者は二度死ぬ~遺骨と戦争~」と題したドキュメンタリーが放映されました。番組では国の責務として政府が進めている戦没者遺骨収集事業が描かれていましたが、その現状における数々の問題点が指摘されていました。中でも大きな衝撃を与えたのは、平成二十六年八月にシベリア東部ザバイカル地方への政府派遣団(この派遣には当法人からは参加しておりません)が旧抑留地で収容した十六柱のご遺骨をDNA鑑定した結果、うち判別できた十四柱の遺骨は明らかに日本人のものではなく、残りについても日本人のものでないとの専門家の判定が下されていたという事実です。
 

この会議結果についてはドキュメンタリー放映に先立つNHKニュースでも報道されていましたが、報道によると、これは昨年八月の厚生労働省の会議での指摘だったとのことです。この会議結果が公表されることがなく、NHKが報道するまで重要な事実が伏せられていたということも問題であり、特別番組およびニュースによる報道は反響を呼ぶものでした。戦没者の遺骨収容に真摯に取り組んでいる我々にとっては、まさに看過できない問題であり、このようなことが二度と起こらないようにしなければなりません。シベリアでは過去においても、DNA検体を誤って焼骨してしまった不祥事もあって、我々としては遺骨収集事業への信頼が損なわれ、事業自体の実施意義が問われることを恐れます。

そして何より、国に帰るべきご遺骨の帰還が妨害され遅れが生じることを懸念いたします。再発を防止し、ご遺骨を家族のもとにお返しできるよう、遺骨の正確な人種鑑定がなされ、身元判別の可能性がある全てのご遺骨のDNA鑑定がなされることを当法人は求めて参ります。
 

NHKの特集番組ではまた、JYMAがこれまで十年近くテニアン島で活動を共にしている、元テニアン移住者の伊藤久夫さんがかつての集団自決の場所を探し当て、伊藤さんのご家族と行動を共にして亡くなられた方々であると考えられるご遺骨のDNA検体採取を派遣団長に求めたところ、これが容れられなかったことも触れられました。このテニアン派遣団には当法人からも参団し、伊藤さんと意見を同じくしていましたが、検体を採取すべき歯が出ていないという理由でDNA鑑定はなされず、ご遺骨は焼骨されました。現在の技術を持ってすれば歯ではなく四肢骨等の部位からでもDNA鑑定は可能であり、集団自決の場に居合わせた当事者である伊藤さんの証言があったにも関わらず焼かれてしまったことは残念でなりません。国の責務として行う遺骨収集においては、単に戦没者を祖国に戻すだけでなく、出来る限り帰還を待つご遺族のもとに還せるよう、もっと配慮がされるべきです。
 

もう一つ、NHKのドキュメンタリーの中で大きな衝撃を与えたのは、パプアニューギニアのブーゲンビル島において、遺骨を持参した現地住民に手間賃が払われることで、売買に近い認識を与えており、専門知識の無い現地博物館員が鑑定人として人種判定を一手に行っていた事実でした。これは、平成二十二年にかつてNHKが「〝疑惑の遺骨〟を追え」と題して報道した、フィリピンの遺骨収集の問題と極めて近い構図です。

フィリピンでは、報道されたご遺骨の杜撰な人種鑑定、鑑定結果の隠蔽などにより、九年間遺骨収集ができない状態が続き、先年やっと再開に向けた覚書が交わされたばかりのところ、他の地で同じ問題が指摘されたことは、事業再開に水を差し、その実施を危うくする恐れがあります。ご遺骨を売買の対象とするが如きは戦没者の尊厳を著しく損ねることであり、我々が常々強く戒めているところです。JYMAがご遺骨の売買など絶対に認めず許さない姿勢を貫いていることは、この機会にぜひご理解いただきたいと思います。
 

これを防ぐためには調査・収集団員が鑑定人と共に現場でご遺骨を確認する必要がありますが、ニューギニアにおいても、ミャンマー他の派遣地においても、発見されたご遺骨が日本兵のものか現地住民のものかの判別が出来ず、埋め戻される事例が近年相次いでおり、形質人類学の専門性を持った鑑定人の決定的な不足が遺骨収集事業の大きな足かせになっている現状を憂います。
 

我々が鑑定人として絶対の信頼を寄せていた、人類学者楢崎修一郎先生を三月に失った影響は大きく、今後の事業存続を危うくさせるところです。この損失を一日も早く埋めなければなりませんが、それには形質人類学を専攻した学者でなくとも、医学関係者であれば短期間の講習と実地訓練で人種鑑定ができるようになる筈です。どの派遣でも現場に同行できる鑑定人の速やかな養成と、DNA鑑定の徹底ならびに安定同位体検査技術の確立・採用をJYMAとしては政府に要請したいと考えます。
 

科学的鑑定なしには、外国政府が遺骨収集団を受け入れなくなる可能性は大いにあります。また、最近キリバス共和国タラワで米国DPAAが発見した日本兵らしきご遺骨を、韓国政府が被徴用者のものとして引渡を要求してきたことがあり、今後他の戦地でも同様の要求がされる可能性が十分あります。ですので、日本人のご遺骨が韓国に持っていかれないようにするためにはDNA鑑定で日本人のものと証明する必要がますます高まります。

DNA鑑定のためには現地での焼骨は取り止める必要があります。もちろん、それによってご遺骨への儀礼を失ってはならず、現地追悼式はじめ礼を尽くしつつ、未焼骨のご遺骨を内地にお迎えしなければなりません。

そうした科学的裏付けが無ければ、国が行う遺骨収集事業への信頼は得られないと考えます。ネット上においては、「遺骨収集従事者」全体が補助金を貰うために数値による成果主義に陥っているとの論調も見られますが、我々の活動が金銭目的ではないことは、この記事をお読みの皆様には良くご存知のところです。
 

これまでの我々が主張したことについて、厚労省を批判することで点稼ぎをしている、または遺骨収集関連団体同士で足の引っ張り合いを演じているように一部の方には映るかもしれません。

しかし、我々の真意は遺骨収集事業全体の信頼回復と可能な限り多くのご遺骨をご遺族のもとにお返しするために建設的に提言することにあり、他団体を非難するつもりはありません。私たちにとってはこの度の報道に関係するどの団体もかけがえのない大事なパートナーであり、たとえ一部の意見が異なることがあっても、今後ともこれまでどおり手を携えていく関係には変わりありません。

普段我々にご支援、ご協力ならびにご指導くださっている皆様には、どうか我々の意を汲んで、これら提言にご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
 

今回問題を投げかけた番組のタイトルの意味するところは、一度目は肉体が滅んだとき、そして二度目は誰も顧みなくなったとき、人は二度の死を強いられるということです。これは番組で大きな位置を占めた楢崎先生の常に語っておられた言葉であり、慰霊事業に携わる者がみな共有している思いです。ご遺骨が現地に放置され、顧みられずに土に帰すことがあれば、戦没者を二度死なせることになります。我々は戦没者が決して二度目の死を迎えることの無いよう、追悼の思いを胸に、国に命を捧げたみたまが永遠に生きられるお手伝いをしたいと願っております。

それは戦没者とご遺族に誠意を尽くすのみならず、故楢崎先生の御遺志を継ぎ、御恩に報いることにもなると信じております。
 
特定非営利活動法人 JYMA日本青年遺骨収集団

令和元年度 遺骨調査・収容派遣のお知らせ

お世話になっております。

令和元年度の遺骨調査・収容派遣のお知らせにつきまして、掲載いたしました。

今年の活動と求人

ご興味のある方はご確認のうえ、ご連絡いただけますと幸いです。

 

JYMA説明会のお知らせ

天皇陛下のご即位を謹んでお慶び申し上げます。

令和という新時代となりましても、JYMA日本青年遺骨収集団はこれまでと変わらず、「慰霊と伝承」のの心を強く持ち、活動して参ります。皆様のご指導ご鞭撻のほど、引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

さて、当団は下記日程にて説明会を行います。

当団にご興味をお持ちの方、遺骨収集活動についてお知りになりたい方々など、

万障繰り合わせの上、お越しいただければ幸いと存じます。

 

日時:令和元年6月2日(日) 13時から

場所:千鳥ヶ淵戦没者墓苑会議室

備考:予約不要です。お気軽にお越しください。

 

日時:令和元年8月11日(日) 13時から

場所:千鳥ヶ淵戦没者墓苑会議室

備考:予約不要です。お気軽にお越しください。

平成31年(令和元年)度 学生代表就任挨拶

当団を日頃ご支援していただき、誠にありがとうございます。

平成31年(令和元年)度の学生代表を務めます、立正大学3年の青木伸晃と申します。

 

先の大戦を想うとき、戦地に赴き非命に斃れた方々、そのご遺族の方々のことを想います。もっといろいろなことをしたかったと思います。もっと様々な景色がみたかった、もっと自身の成長を感じたかったかもしれません。家族とともに過ごしたかった、そして愛する人に「会いたい」という想い、その声があったことは、決して忘れてはならないと思います。

海の向こうにあるご遺骨を、今を生きる日本人の責任として、かつての戦地に行き、お迎えにあがらなければなりません。祖国を想い、二度とない人生を投げ打って戦った英霊や「シベリア」に抑留され「シベリア三重苦」とよばれる生活を強いられ、亡くなった英霊は今の祖国をどのようにご覧になり、思っておられるのでしょうか。

これからの祖国を担う青年として、当団の活動を通して英霊の「声なき声」に耳を傾け、戦没者、抑留中殉難者のご遺骨から伝わる想いを大切に、これからを生きていかなければなりません。自身の行動を顧み、強い信念と熱意を持ち、それを貫き、仲間と共に、社会をかえていきます。祖国の未来を紡ぐ一助となるように、当団は慰霊、遺骨帰還事業などを通して貢献していきます。

 

わたし自身、組織の中では、一緒に考え、悩みあい、人とのぬくもりを築けるような場を創っていきたいと考えております。

人の人生は有限です。たった一度のかけがえのない時間を使って集まってくれた仲間が、どんな大学であろうと、年齢、性別が違っても、関係なく向き合っていきたい。そして、一人一人が今の現状を正確に認識し、活動がより良くなるように取り組んでいきたいと考えます。なぜなら、当団ではわたしたち団員が主人公であり、最終責任者であるからです。泥の中をもがくように進む事もあるかと思います。ですがそんな時は、人の痛みを分かちあうことを忘れずに、一緒に取り組みます。

 

最後になりますが、日頃、当団の活動をご支援していただいている皆様方の思いに応えることができように、僭越ではあり、多少ではありますが、『遺烈』や『今、何を語らん』、活動報告会などで「恩返し」ができればと思います。そして、わたしたちの先輩方が積み重ねてきた歴史や「想い」を活かしながら取り組んで参ります。

わたし自身、至らぬところが多々ありますが、ご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。また、温かな目で見守っていただければ幸いと存じます。

 

 

【小林喜一原画展】南の島に眠る戦友へ ーグアム帰還兵が描いた玉砕戦ー 開催のお知らせ

作者である小林喜一氏は、大東亜戦争中のグアム戦で次々と亡くなっていく戦友たちの

「この戦いのことを家族に伝えてほしい」という思いを描いてくださいました。

19歳から21歳の青年の記憶を元に描かれた200枚以上の絵は、

小林氏の戦友だけでなく戦争で命を落とした全ての方々へ捧げるものであり、

次世代への遺産だという思いで、グアム戦遺族の集まりで

作品集の編集にあたり平成30年4月に発行いたしました。

この本の反響が大きく、原画を見たいという声もいただき、この度の開催となりました。

「靖國で会おう」と励ましあいながらの戦いの日々の記録を、靖國神社でご覧いただく運びとなりました。

英霊のみたまが安まることを願い、平和への祈りを込めて展示いたします。

※小林喜一原画展 特設ページより抜粋

 

【期間】

令和元年4月27日(土)~7月21日(日)

※休館 6/25(火)~27(木)

【会場】

靖國神社 遊就館内 特設展示場

【開館時間】

午前9時~午後4時30分※入館は閉館の30分前まで

みたままつり期間中7月13日(土)~16(火)は午前9時~午後8時30分まで開催※入館は閉館の30分前まで

 

企画・制作/小林喜一絵画集製作委員会

協賛/株式会社東京イデアフォース、特定非営利活動法人JYMA日本青年遺骨収集団

 

詳しくは

小林喜一原画展 特設ページ

https://heiwa20180401.jimdofree.com/

JYMA説明会のお知らせ

皆様、いつもお世話になっております。

寒さ深まる季節となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

この度、下記日程にてJYMA説明会及び沖縄自主派遣勉強会を実施させていただきますので、ここに御案内申し上げます。

万障繰り合わせの上、お越しいただければ幸いです。

 

1,JYMA説明会

日時:11月25日(日) 13:00~

12月16日(日) 10:00~

場所:千鳥ヶ淵戦没者墓苑会議室

内容:
・JYMA日本青年遺骨収集団について
・各派遣経験者の発表
・沖縄自主派遣について
・団員募集

 

2,沖縄自主派遣第一回勉強会

日時:12月16日(日) 13:00~
場所:千鳥ヶ淵戦没者墓苑会議室

内容:
・JYMA日本青年遺骨収集団について
・各派遣経験者の発表
・沖縄自主派遣について
・団員募集

ビスマーク・ソロモン諸島第3次現地調査派遣団並びにビスマーク・ソロモン諸島第1次遺骨収集派遣団帰還報告

ビスマーク・ソロモン諸島第3次現地調査派遣団並びにビスマーク・ソロモン諸島第1次遺骨収集派遣団の両派遣団が9月30日に無事帰国致しました。

両派遣団の活動日程は下記の通りです。
〇ビスマーク・ソロモン諸島 第3次現地調査派遣団
平成30年9月15日(土)〜9月30日(日)
〇ビスマーク・ソロモン諸島第1次遺骨収集派遣団
平成30年9月19日(水) 〜9月30日(日)

◎現地調査派遣 派遣報告
現地調査派遣団は3班に分かれ活動を行い、1班は丸山道タンブー、タンブハ方面、2班は丸山道アンドウ、タンブレロ方面での捜索活動を実施致しました。今回、JYMAから現地調査派遣に参加した2名は1班と2班に分かれて活動を行いました。また、3班はマライタ島での捜索活動、情報収集や広報活動を実施致しました。

1班では野営を実施し、現地協力者の方々と寝起きを共にしながら活動を行い、2班は村にあるロッジに宿営をしながら日々活動にあたりました。
今派遣では雨に降られることも多くあり、思うように活動が出来ないこともありましたが、現地協力者の皆さんの多大なるご協力のもと任務を全うすることが出来ました。

今派遣では88柱のご遺骨をお迎えし、ガダルカナル島ホニアラ港にて海上自衛隊護衛艦さざなみにご遺骨を引渡しました。
また、10月10日(水)に護衛艦さざなみがガダルカナル島から横須賀に帰港し、横須賀基地にて厚生労働省への引渡式が執り行われました。

ビスマーク・ソロモン諸島には未だ多くの英霊が祖国日本に帰れる日を夢に見ながら眠られています。外地に眠る英霊を一柱でも多くお迎えできるよう、今後とも精一杯活動して参ります。

最後になりますが、今派遣にご尽力いただきました皆様方、ご支援ご声援くださりました皆様方にこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。