その他活動報告

戦史検定

毎年11月に「戦史検定」事業を行っております。戦史検定とはその名の通り、近現代を主とする戦史に関する検定事業です。
海外で荒れ果てている民間建立の戦死者慰霊碑を荒廃から救いたいとの思いから、当法人と普段活動を共にする協力団体の全国ソロモン会・東京祖国と青年の会との共同事業として平成22(2010)年に第1回を開始し、以降令和元(2019)年まで第10回を数えております。

そして本検定で得られた収益金は、次の世代へ忠実を継承するため、国内外分け隔てなく慰霊碑の保全に充てております。これまで以下の慰霊碑修繕を実施しました。

  • 第1回 平成22(2010)年 ・・・ガダルカナル島アウステン山慰霊碑保全費
  • 第2回 平成23(2011)年 ・・・福島県遺族会へ東日本大震災で倒壊した慰霊碑保全費
  • 第3回 平成24(2012)年 ・・・パラオ本島慰霊碑整備費用、密林化した敷地の伐採、清掃(人材派遣)
  • 第4回 平成25(2013)年 ・・・グアム島ジーゴ地区平和慰霊公苑慰霊碑修復、人材派遣経費
  • 第5回 平成26(2014)年 ・・・フィリピンセブ島 南方第十四陸軍病院慰霊碑修復
  • 第6回 平成27(2015)年 ・・・ガダルカナル島 陸軍第二師団勇会建立の慰霊碑の補強工事
  • 第7回 平成28(2016)年 ・・・熊本県護国神社
  • 第8回 平成29(2017)年 ・・・熊本県護国神社
  • 第9回 平成30(2018)年 ・・・マリアナ諸島の慰霊碑保全費第10回
  • 第10回 令和元(2019)年度 ・・・ミャンマー チン州シンギャル村「魂の家」修繕(予定)

※令和2(2020)年度・令和3(2021)年度は新型コロナウイルスの影響により検定事業は中止されています。

災害派遣

平成23(2011)年3月11日に起きた東日本大震災を受けて、当法人では三度にわたる被災地支援派遣を実施し、宮城県では石巻市と気仙沼市、岩手県では釜石市と下閉伊郡山田町で炊き出し支援を行い、復興に向けての支援活動を実施して参りました。
また近年では平成26(2014)年度の広島豪雨、令和元(2019)年10月の長野県の千曲川堤防決壊地域の被災地復旧支援も行い、様々な地域で災害派遣を行っています。

東日本大震災
長野災害復旧
広島土砂災害

平成30(2018)年岡山

国際交流

当法人では、旧戦地をはじめとする海外諸国の人々と交流を深めるための事業に取り組んでおります。
平成25(2013)年に実施した北マリアナ平和交流事業、平成28(2016)年に実施したグアム平和交流事業では、日本と海外の学生が交換留学をし、歴史資料館めぐりや意見交換を主として歴史認識を深化させたり、相互理解に繋がるレクリエーションを行いました。
これらの活動を通して、歴史的記憶の継承や次代の交流を積極的に行っています。また、観光や食・自然体験をし、相互の文化を理解し、国境を越え出会った仲間との絆を深めております。

グアム
北マリアナ

その他イベント

毎年、各種慰霊祭など様々なイベントに参加しております。日頃から当法人の活動を支援して下さっている千鳥ヶ淵戦没者墓苑の慰霊祭や、大東亜戦争全戦没者慰霊祭などです。
また、拓殖大学の紅陵祭では当法人の遺骨収集活動を紹介するパネル展示を行い、多くの方々にご覧いただきました。

千鳥ヶ淵戦没者墓苑 ウイルスバスターズ
拓殖大学紅陵祭
TOP