関係者の皆様へ

JYMA日本青年遺骨収集団では、昨今の 600名近いシベリア抑留者の遺骨「取り違え」が 14 年前から再三指摘されていたのにも拘らず放置されていたという報道を受け、9 月20日の定例理事会において対応を協議し、今後、厚生労働省、日本戦没者遺骨収集推進協会が行う、焼骨が伴う遺骨収容派遣には、派遣人員を出さない事を議決いたしました。
 

これは、疑わしき遺骨があっても科学的鑑定を経ずに現地で焼骨をしてしまうという、ややもすれば証拠隠滅ともとられかねない手法が、戦没者の御霊に真摯に向き合っている姿勢とは考えられず、これまでも政府の在り方に再三改善の申し入れをして参り、今夏公開開催の「戦没者の遺骨収集の推進に関する検討会議」席上でも主張してまいりました。(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-engo_496627_00001.html)

 

しかしながら、厚生労働省は現状の手法を「適切に行っており問題はない」として、我々の主張が容れられることはありませんでした。剰え、今夏もシベリア各地において焼骨を続けました。

しかるに9月19日に厚生労働省が発表した「これまで” 戦没者遺骨のDNA 鑑定人会議” において日本人でない遺骨が収容された可能性が指摘された埋葬地について」というプレスリリースでは、間違いを他責とし、責任の所在さえ明徴にしておりません。

およそ人骨すべてに国籍の如何に関わらず人としての尊厳があり、この間違いを放置隠蔽していた事実は、無責任の極みと言わざるを得ません。
 

本年3 月、遺骨収集派遣中に殉職した楢崎修一郎博士の訓えに従い、これらの間違いにより、ご遺骨が現地に放置され、顧みられずに土に帰してしまい「戦没者を二度殺すこと」が無き様、機関紙紙上でも意見表明した通り、現地焼骨が撤回されぬうちは、この犯罪的所業に与しない決意を致しました。
 

これが戦没者とご遺族に誠意を尽くし、楢崎先生の御遺志を継ぎ、ご恩に報いることになると信じております。
 

JYMA理事・学生一同

Comments are closed.